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もう経済遷都しか残っていない■

07/25/2003

-----7/25(金)の日記から-----
 
馬鹿親会社が景気も良くないのに、通勤に不便な港区なんかにビル建てやがって、
今日は朝からそっちの現場打合せに顔を出す。
 
朝、最寄の私鉄駅に着いてみるとJR中央線は毎度の事ながら人身事故で全線ストップ。
自殺するのはテメェの勝手だが、人に迷惑を掛ける死に方じゃ死んでも恨みを買うだけだぜ!!
 
それにしても、振替え輸送の私鉄線乗車率150%、阿鼻叫喚の世界。
這々の体で高田馬場、新宿と乗り継ぎ埼京線に乗りこむ。
乗車率200%、汗臭さの極致。
昔良く見た家畜列車の豚と同じ心境に陥る。
しかも埼京線、全く動かず。
朝の7:30には郊外の家を出ているのに、何故、渋谷のほんの先に着くのに1時間半も掛るんだ!!
結局、現場着9:00を過ぎて漸く現場着。
仕事の前から、既にクタクタのヘロヘロ。
 
それにしても、敗戦後すぐの復員列車じゃあるまいに、経済先進国なんて言われる国の中で、
労働者がすし詰め列車で職場に通わなければならないなんてのはこのニッポンのトウキョウだけだろう。
こんな苦労をして通って、心に体にストレスを溜めて、、、、朝から疲れて、、、
首都圏の給与所得者は、首都圏以外の人間と比べ、ストレスで確実に寿命が縮んでいると思う。
生きていて、確実に損!!だ。
 
阪神タイガースがいくら頑張ったって企業は大阪に残らない。
トウキョウと大阪の市場の広さは違うとは言え、土地の狭い、高い、東京へ東京へと出ていく企業は
後を立たない。
これは名古屋にも福岡にも言えること。
 
今流行りの危機管理とやらを考えれば、一極集中ってのが如何に危機管理能力の無い話かを、
いくら頭の悪い経営者だとしてもわかっている事だと思う。
じゃあ何でこんな混沌とした街に政治も経済も集中するのか?
突き詰めていけば、結局は政治家の怠慢にあるのだと思う。
 
明治の頃から進められた東京一極集中。
天皇を神輿に担ぎ、中央集権国家を目指した近代だったら意味もあったろうが。
今は完全に経済も、人口も、犯罪も、ここでは完全に飽和し切っているのだ。
それは既に私が餓鬼の頃だった、昭和40年代高度経済成長期から解っていた話だ。
 
あれから既に30年。
増え続ける人口、犯罪に対し一向に改善することすら論議されないのはどう言うことだ?
近年になって、遷都を言い出してきても、那須の山の中とか(別荘じゃないだろ?)岐阜の山中とか、
そんな非現実的な議論ですぐに遷都論が萎んでしまうのは、結局考え付く対案が公共事業目当ての
土建屋的発想とか、村起こし程度の発想でしか考えられてないからに他ならない。
 
だから、国家が民より偉いなんて考えている極右国家主義都知事石原慎太郎に「遷都反対」の
理論武装を容易にさせることになるのだ。
 
政治家はきちんと都市生活者の苦労を解って、経済効果を尺度にかけて、遷都と政経分散を真剣に
考えてみろってんだ。それが最大の行政サービスであり国家的危機管理だろうが?
誰が国を支えていると思ってるんだ!!
 
明治期の先人に倣って、国家百年の計とやらを真剣に考えやがれ。


**待て!!次号**




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